カーシェアリング (communauto)体験記

モントリオールでは、communautoと書いてある緑の二重丸が目印の車がいたるとことに駐車してあり、道路でも走っているのを良く見かけます。

移動手段としては、Metroやバスが本数も多く、駅や停留所も細かく設定されているため大変便利で、これまではこれらを駆使して移動していました。しかし、少し足を延ばそうとするとやはり車が便利なため、先日、初めてカーシェアリング(communauto)にトライしてみました。今回、その体験について書いていきます。

ちなみに、ケベック州の自動車運転免許の手続き中ですが、渡航後6か月以内であれば普通自動車に限り日本の自動車運転免許証で運転ができます。

まず初めに、オンラインで登録が必要です。

Communautoのサイトへ行きそこで、個人情報(名前、住所、電話番号、クレジットカード情報など)を入力し、領事館で発行して頂いた英語記載の日本の自動車運転免許の証明書、写真付きのID(パスポート)、免許を自分が持っているところの写真(少し不思議な感じですが、自分の手で証明書をもっている顔と手が入っている写真。実際に本人が所持していることの証明のためと思われます)、などをアップロードします。自分の場合は、後日に日本の免許証をアップロードすることを求められたため、追加しました。

また、申請の際にプランを選択します。プランは事前の年間使用料が高額ですが、1回の使用料金が抑えられるタイプ(たくさん使う人向け)、逆のタイプ(あまり使わない人向け)、中間のプランがあります。また、乗り捨てができるプラン(FLEX)もあります。

4-5日程度審査に時間がかかりましたが、その後メールが届き無事に使えるようになりました。

予約は、サイトもしくはアプリになります。アプリが使いやすかったのでアプリを使用しました。まず、自分の使いたい日時で検索し、マップから使用できる車(緑のアイコン表示・既に予約が入っている場合は灰色のアイコン)を探します。

今回、週末で検索しましたが前日に検索したこともあり、ほとんどが予約されていました。仕方なく少し遠いところにある車を予約しました。早めの予約が良いと思います。

当日、車まで行きましたら、事前に登録していたOPUSカード、もしくはアプリのunlockで車のキーを開けます。車はPriusⅤでした。

OPUSカードをかざします

ちなみに、自分はカーシェアリングに限らず、初めてモントリオールで車を運転しました。右側通行はもちろんのこと、信号の場所が日本と微妙に違う、ウィンカーを出さない車が多い、クラクションの閾値が低い、車間距離が近いなどドキドキしながら運転しました。人にもよると思いますし、慣れれば気にならないのかもしれませんが、特にダウンタウンは注意が必要そうです。

お出かけの後は、同じ場所に返して(これとは別に乗り捨てプランも存在します)、アプリ上で終了の報告をすると再度車はロックされます。

おおまかな目安の料金として、今回は半日間の遠出をして90ドル程度でした(当然プランや移動距離によります)。

感想として、カーシェアリングは、車の購入した場合と比較した移動手段として、車の購入費や維持費のことを考えれば、週末にたまに使用する分には良いと思いました。

冬に関していうと、タイヤ交換の心配はないのでそこもメリットだと思います。ただ、冬は全体的に借りれる台数が少なくなるようです。冬に需要も増える可能性がありますので、事前の予約も厳しくなるかもしれません。もし冬に借りることがありましたらそのあたりも追記する予定です。