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てんかん

  • 2020年11月28日
  • 2020年11月28日

銀杏中毒

けいれんを呈し、てんかんと鑑別を要する状態に銀杏中毒があります。 はじめに 銀杏(ぎんなん)は、大量に食べるとけいれんすることがあります。 特に、小児では銀杏を大量に食べることによってけいれんしやすいという特徴があります。 古くから「銀杏は年の数以上食べてはいけない」という言い伝えがあるほどです。 […]

  • 2020年11月28日
  • 2020年11月28日

脳炎・脳症(自己免疫性脳炎含む)

ここでは、てんかんとの鑑別を要するけいれんをきたす疾患として脳炎・脳症について説明しています。 はじめに ”けいれん”はあくまで症状で診断名ではありません。 けいれんが起こった際には何が原因で起こったのかをアセスメントすることが必要です。 けいれんを呈する疾患は数多くありますが、今回はなかでも脳炎・ […]

  • 2020年11月26日
  • 2020年11月26日

神経細胞移動異常症(滑脳症・異所性灰白質・多小脳回など)

この記事ではてんかんに関連した病態として神経細胞移動異常症(滑脳症・異所性灰白質・多小脳回など)について説明しています。 はじめに てんかんは脳の生れつきの形成異常により発症することがあります。 大脳の形成異常症としては異所性灰白質・多小脳回・皮質異形成など様々なものがありますが、これらを総称して神 […]

  • 2020年11月25日
  • 2020年11月25日

Aicardi症候群(アイカルディ症候群)

ここではてんかんと関連した症候群のひとつであるAicardi症候群について説明しています。 はじめに Aicardi症候群は、生まれつき脳と眼のご病気を合併する稀な症候群です。 脳に関しては形成異常、脳梁欠損を認めることが特徴です。 脳梁(のうりょう)とは左右の大脳を連絡する線維の束です。 てんかん […]

  • 2020年11月17日
  • 2020年12月1日

発作時脳波

ここでは発作時脳波について説明しています。 発作時脳波について 脳波は通常、発作ではない時、つまり発作間欠期に記録されます。 これを発作間欠期脳波と呼びます。 発作間欠期には、てんかん性の異常放電がみつかることがあり、これのみでてんかんの診断をするわけではありませんが、てんかんの診療をする際に有用で […]

  • 2020年11月16日
  • 2020年11月30日

てんかん重積状態

この記事は、てんかん重積状態(status epilepticus:SE)、けいれん重積について説明しています。 はじめに てんかん重積状態は、緊急な対応が必要な神経緊急症のひとつです。 てんかん重積は「てんかん」という用語が入っていますがてんかんのみならず様々な状態で引き起こされるけいれんや発作が […]

  • 2020年11月11日
  • 2020年12月1日

抗てんかん薬の薬物相互作用

ここでは抗てんかん薬の薬物相互作用について説明します。 はじめに 抗てんかん薬には、薬物相互作用があります。 なかでも薬物の代謝における作用を介して、併用しているお互いの薬物の血中濃度に影響を与えます。 最も有名なのがチトクロムP450(CYP)の誘導と阻害です。 代表的な薬剤はフェニトイン、フェノ […]

  • 2020年11月10日
  • 2021年1月12日

ぺランパネル(フィコンパ®)

ここでは、ぺランパネル(フィコンパ®)について説明しています。 はじめに いわゆる新規抗てんかん薬と呼ばれる比較的、日本では新しく承認された抗てんかん薬のなかにぺランパネル(フィコンパ®)という薬剤があります。 この薬剤の特徴について説明します。 作用機序 ぺランパネルの特徴のひとつに特有の作用機序 […]

  • 2020年11月3日
  • 2020年12月1日

てんかん重積状態の治療

ここでは小児のてんかん重積状態の治療について説明しています。 ミダゾラム頬粘膜投与製剤 てんかん重積状態は早期な治療介入が必要な状態です。 てんかん重積状態が継続することにより、永続的な後遺症が残る可能性があるにも関わらず、一度けいれんが持続すると自然に消失する可能性が低くなります。 2020年9月 […]

  • 2020年11月2日
  • 2021年1月7日

ビガバトリン(サブリル®)

この記事ではビガバトリン(サブリル®)について説明しています。 はじめに ビガバトリン(Vigabatrin:VGB)は点頭てんかんに対する治療薬として、日本では2016年に承認された抗てんかん薬です。 点頭てんかんに関しては別の記事をご参照下さい。 「点頭てんかん(ウエスト症候群)」 点頭てんかん […]