てんかんと歴史・偉人

てんかんは、昔からある病気です。

また、100人に1人という頻度の高い病気でもあります。

今のように「脳」の病気であるということが分かる前には様々な原因が考えれてきました。

てんかんの関わった歴史と偉人について記事にしてみました。

ユリウス・カエサル

有名なのはカエサルではないでしょうか。

(c)AFP/BORIS HORVAT

「ローマ皇帝伝」には、老年のカエサルが突然意識を失って、全身のけいれん発作が2回あったと記載があります。

ただ、カエサルの時代にてんかんは「神聖な病」とみなされていたため、これが診断に影響した可能性があるとのことです。

軽症脳卒中を繰り返し、後遺症として壮年の精神にも影響したのではないかという専門家もいます。

老年のカエサルは、このような病気のため慎重な性格から傲慢な性格になり、暗殺の遠因になったとすれば言い過ぎでしょうか。

自分の好きな本に「ローマ人の物語」があります。

長編ですが、それを感じさせない面白さで数千年前の出来事に思いを馳せることができます。

特に電子書籍は場所を選ばずに持ち運びの心配も無用ですのでお勧めです。

当然、カエサルもでてきますので興味がある方はどうぞ。

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ヴィンセント・ヴァン・ゴッホ

ゴッホは混沌とした作品、混沌とした精神状態で知られています。

渦巻くような激しい精神状態が作品に表現されています。

精神の変調をきたした原因は、統合失調症やてんかんなど諸説があります。

亡くなる2年前に状態を崩してからはむしろ作品の発表は増えていきました。

35~37歳の2年間で12回の発作があったとのことです。亡くなったのは37歳でした。

一般的にてんかん発作の後に精神症状の遷延が認められることがあります。

カラスのいる麦畑(1890年)

この作品が、ゴッホが亡くなる前、最後に描かれた「カラスのいる麦畑」です。

作品の背景を考えると、どこまで続いているのか分からない麦畑と道、曇り空と飛んでいるカラスが、孤独感や悲壮感を表しているようにみえます。

日本の浮世絵に影響を受けたといわれる作風には、写実的ではない精神の動きがそのまま絵になっているようなイメージがあります。

てんかんに限りませんが、ゴッホを題材とした本には以下のようなものがあります。

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脳波計の歴史

脳波は、被検者の身体的な負担が少なく、脳の生理的な活動を計測できる有用な検査です。

脳波計は1924年にドイツのハンス・ベルガーによって、初めて人間の脳からの電気信号であることが記録されたことに始まります。

Hans Berger/wikipediaから引用

それから約100年が経過しようとしていますが、根本的な原理はあまり変わっていません。

Bergerの記録した脳波/wikipediaから引用

これまで脳波の結果は、紙に記録していたため、当然描出される範囲(振幅と周波数)に限界がありました。

また、モンタージュを変更したくても、記録後に変更することができませんでした。

デジタル記録された脳波計が出現し、記録した後にも条件を変更したり、表示上限を後で変更することが可能になりました。

それにより、これまで0.5-30 Hzまでの周波数を視察的に読影してきましたが、もっと早いγ帯域波も観察できるようになりました。

今後は、異常波の自動検出なども発展していくかもしれません。