てんかんと英語

この記事ではてんかんと英語に関してまとめています。

てんかん Epilepsy

「てんかん」とは、てんかん発作を慢性的に繰り返す疾患のことを言い、英語ではEpilepsy(エピレプシー)に相当します。

それと間違いやすい用語に「てんかん発作」があります。

てんかん発作はあくまで症状のことをさし、英語では「seizure」が相当します。

もっとてんかん性であることを強調する用語として「epileptic seizure」というものもあります。

発作という表現自体は、例えば狭心症の「発作」や気管支喘息の「発作」のように「別の病気」による「別の症状」でも用いられることがありますので混同に注意する必要があります。

例えば、狭心症の発作であれば、angina attackと言い、「attack」という単語に相当しますし、喘息発作であれば、athma attackということが多いと思います。

けいれん Convulsion

別の記事で、「けいれん」と「てんかん発作」の関係について説明しましたが、けいれんは基本的には筋肉の不随意な運動を伴うことを原則としますが、てんかん発作は「けいれん」する発作もあれば、「非けいれん」の発作もあります。

「けいれん」はてんかんでも起こりますし、別の病気でもけいれんを起こすことがあります。

「けいれん」は英語では「convulsion」に相当します。

広く発作を表す表現に「fit」という表現があり、もともとは筋肉の強直という意味合いで「spasm」という表現を用いる場合もあります。

てんかんとは別の状態を表す表現として、例えばこむら返りはてんかんではないですが、ふくらはぎの筋肉の収縮として「cramp」という表現を用います。