泣き入りひきつけ(憤怒けいれん)

ここでは、てんかんと似ている症状を呈する泣き入りひきつけ(憤怒けいれん:ふんぬけいれん)ついて説明していきます。

泣き入りひきつけは、その名の通り大泣きした後(驚いたとき)に息を止めて、意識を失い全身が真っ青になってしまうことをいいます。ときにけいれんをすることがあります。

多くの場合、生後6か月から2・3歳までの小児に起こります。

一般的に予後の良い疾患で、大きくなると自然に良くなります。

脳波を含めて各種検査に異常がないことが多いですが、鉄欠乏性貧血がその病態に関与している可能性がありあす。

貧血を認める場合は、その治療をすることがあります。

やはり、てんかんとの鑑別は病歴になります。

大泣きした後に症状を認めるか、ということが大切です。

多くの場合、自然に良くなる疾患ではありますが、繰り返す方もいらっしゃいます。