てんかんに似た症状を示す病気にはどのようなものがあるのか?

てんかんに似た症状を呈し、てんかんと間違えられやすい病気、もしくは区別が難しい病気について説明したいと思います。

たくさんありますので、それぞれの詳細はこの記事のリンクからご参照下さい。

突然意識を失ってしまう

てんかん発作で、突然気を失ってしまうことがありますが、それ以外のご病気でも気を失ってしまうことがあります。

有名なのは失神ではないでしょうか。

いわゆる「立ちくらみ」「貧血」などとも一般的には表現されるかもしれません。

失神でも、意識を失った後にけいれんすることがあります。

失神は、以下からをご参照下さい。

それ以外にも、突然寝入ってしまうまれな病気にナルコレプシーという病気があります。

けいれんに似た動きを認める

小児期に多いものとしては、入眠期ミオクローヌス、身震い発作、乳児自慰、などがあります。

また、成人にも多いものとして偽発作というものもあります。

それぞれの特徴に関しては以下のリンクからご参照下さい。

その他

寝ているときに歩き回る、おびえたように叫ぶ、などの症状でてんかんを疑われることがあります。

夜驚症は、比較的頻度の多い状態です。

また、睡眠時の行動異常のなかにいわゆる「夢遊病」を代表とするREM(レム)睡眠行動異常症があります。

  • REM睡眠行動症(夜驚症など)

てんかんを疑いにくいがてんかんであるもの

逆にてんかんが疑われにくいが、てんかんであるものとして点頭てんかん(ウエスト症候群)があります。

乳児の突然、ぴくっとした動きはモロー反射、入眠期ミオクローヌスと間違えられてしまうことがあります。

点頭てんかんの記事でも指摘したように、点頭てんかんは早く診断して、早く治療を開始したい病気です。

この記事でも改めて強調したいと思います。

点頭てんかんに関してはこちらをご参照下さい。