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医療者・専門家向け

  • 2023年3月29日

HFOs

SEEG記録のFRとPETにおけるhypometabolismの程度が相関 Zhao B, et al. Interictal HFO and FDG-PET correlation predicts surgical outcome following SEEG. Epilepsia. 2023 […]

  • 2021年6月2日
  • 2021年6月2日

脳の成熟と可塑性

ここでは、とくにてんかんと関連した脳の成熟と可塑性に関する事項を記載しています(工事中)。 小児てんかんにおける言語領域の可塑性 慢性的なてんかん性の活動が小児てんかん患者の言語能力に与える悪影響が考えられます。 しかし、発症年齢、領域、発作頻度、抗てんかん薬影響など様々な要因が複雑に関与しているた […]

  • 2021年2月26日
  • 2021年2月26日

脳領域別の機能を考慮した発作徴候・焦点診断

てんかんの診療において発作の焦点の推測は重要と考えられます。 臨床的には発作時徴候など、様々な検査などを併用しててんかん焦点を推測していきます。 とくに薬剤抵抗性(難治性)の焦点性てんかんでは、焦点切除が治療選択肢として重要になってきます。 発作時徴候 前頭葉、側頭葉における発作時徴候に関しては以下 […]

  • 2020年12月1日
  • 2020年12月1日

異常波と間違えやすい波形について

ここでは脳波読影の際に異常波と間違えやすい波形について説明しています。 眼球運動による波形 よくFpの電極に巨大な振幅の陽性波が混入します。 これは眼球運動によって混入した電位です。 網膜は陰性に荷電していますので、閉眼により眼球が上転すると陰性荷電の網膜が電極からみると離れていくため陽性電位となり […]

  • 2020年11月25日
  • 2020年11月25日

Aicardi症候群(アイカルディ症候群)

ここではてんかんと関連した症候群のひとつであるAicardi症候群について説明しています。 はじめに Aicardi症候群は、生まれつき脳と眼のご病気を合併する稀な症候群です。 脳に関しては形成異常、脳梁欠損を認めることが特徴です。 脳梁(のうりょう)とは左右の大脳を連絡する線維の束です。 てんかん […]

  • 2020年11月11日
  • 2020年12月1日

抗てんかん薬の薬物相互作用

ここでは抗てんかん薬の薬物相互作用について説明します。 はじめに 抗てんかん薬には、薬物相互作用があります。 なかでも薬物の代謝における作用を介して、併用しているお互いの薬物の血中濃度に影響を与えます。 最も有名なのがチトクロムP450(CYP)の誘導と阻害です。 代表的な薬剤はフェニトイン、フェノ […]

  • 2020年11月10日
  • 2021年1月12日

ぺランパネル(フィコンパ®)

ここでは、ぺランパネル(フィコンパ®)について説明しています。 はじめに いわゆる新規抗てんかん薬と呼ばれる比較的、日本では新しく承認された抗てんかん薬のなかにぺランパネル(フィコンパ®)という薬剤があります。 この薬剤の特徴について説明します。 作用機序 ぺランパネルの特徴のひとつに特有の作用機序 […]

  • 2020年11月3日
  • 2020年12月1日

てんかん重積状態の治療

ここでは小児のてんかん重積状態の治療について説明しています。 ミダゾラム頬粘膜投与製剤 てんかん重積状態は早期な治療介入が必要な状態です。 てんかん重積状態が継続することにより、永続的な後遺症が残る可能性があるにも関わらず、一度けいれんが持続すると自然に消失する可能性が低くなります。 2020年9月 […]

  • 2020年11月2日
  • 2021年1月7日

ビガバトリン(サブリル®)

この記事ではビガバトリン(サブリル®)について説明しています。 はじめに ビガバトリン(Vigabatrin:VGB)は点頭てんかんに対する治療薬として、日本では2016年に承認された抗てんかん薬です。 点頭てんかんに関しては別の記事をご参照下さい。 「点頭てんかん(ウエスト症候群)」 点頭てんかん […]

  • 2020年10月30日
  • 2020年10月30日

Rasmussen症候群

ここではRasmussen症候群について説明しています。 はじめに Rasmussen症候群は、重度なてんかん発作が続き、長期の経過で麻痺や知的障害を呈する症候群です。 症状・診断 まずは、症状の特徴を挙げます。 発作は、焦点発作が特徴的で、徐々に発作の頻度が増えて一側半球機能障害が顕在化してきます […]